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旅するパンマニア 片山智香子

1万個以上のパンを食べ歩いたパンマニア・片山智香子が国内・海外のパンを求めて旅をする!【国内】都内近郊、北海道、名古屋、京都、大阪、愛媛、広島、島根、鳥取、福岡、沖縄【海外】台湾、ベトナム、ハワイ、シンガポール、オーストラリア。バインミーマニアとしても活動中!仕事のご依頼はpanyameguri☆gmail.comまで!(☆を@に変更)

【台湾】世界一のパンがある国、台湾!葱パンと肉鬆パンは台湾のソウルフードなのか?!

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旅するパンマニア 片山智香子です。

2015年、2016年と台湾旅行に行ってきたワタクシ。パンを語る前に、まず台湾!凄くいいです!!JALANA 、チャイナ、エバと羽田ー松山直行便が出航してますし、LCCpeachなら羽田発着だったかと。初回は送迎付きのツアーにしても良いのだけれど、慣れてきたら個別に手配することをおすすめします。日本語が通じるホテルも多いし、空港から都市部への移動すぐだし、電車の路線が非常にわかりやすいんですよ。都内の地下鉄に乗ってるみたい。過去2回、台北に滞在しただけでも街中にたくさんのパン屋さんを見つけました。その中でも、ダントツ有名で美味しいのは吳寶春麥方店 

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本店は高雄にあるようですが、台北店はMRT板南線市政府駅から徒歩7分のところにあります。店主である呉宝春さんは台湾南部屏東から16歳のときに台北に出て、パン作りの修業を始めたそう。2010年には、ドライライチや有機バラ・ライチワインを組み合わせた「荔枝玫瑰」パンで、マスター・ドゥ・ラ・ブーランジュリー優勝!あまり裕福ではない家庭の出身ながら、本人の努力でいまは超人気店の店主であるということで台湾では彼の映画も放映されたのだとか。こちら↑が優勝した時と同じライチのパン。クラス(外)さっくり、クラム(中)はもっちり、しっとり感がありパン生地自体はシンプルながらも深みのある味わい。ところどころのライチが小さいながらも存在感を発揮していて旅行時はホテルの厨房でカットしてもらいそのまま食べたのだけれど、なにかしらスプレッドをぬっても美味しそう。 

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さて、話しは台北でめぐったパン屋さん全体の話しに移します。2回の旅行で10軒くらいまわってみて気づいたことがあって。どのパン屋さんにも必ずおいてあるパンというものがあるんですよ。それが葱パンと肉鬆(ローソン)パン

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葱パン
葱パンは甘めな生地の上に葱がトッピングされています。以前、京都で九条葱のベーグルって食べたことあるのだけれどそのときはそえてある程度だったけれど、台湾の葱パンはこんなにのせる?ってくらいのってます(笑)ただ、パンと葱の間にはクリームチーズやマヨネーズのようなつなぎ的なものがぬられているものが多いので食べやすくはありますね。

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肉鬆(ローソン)パン
これもどこのパン屋さんにも売っています。肉鬆は肉デンブのことで、 豚肉をじっくり煮てほぐし炒めたもの。結構甘いです。実は私、肉鬆がのっているパンってシンガポールでも食べたことがあって、中国系の方は肉鬆が好きなのかも?!ただですね、私、これは何度食べても、パンに合うかなーと頭の中にハテナマークが浮かんでしまうのですよね(笑)

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ただ、台湾の方肉鬆大好きらしく、ご飯やお粥にもかけたりして子供の頃から馴染みがあるのだそう。日本で言うふりかけみたいな存在なのかも。そういった意味では、日本も違う文化をもつ他外国から見たら、なぜにそれとそれをあわせて食べる?というものもあるかもしれないので、食文化は奥深いです。今後もその国ならではのパンを追いかけていきますね!